康煕字典 内府本
日本に数冊しか存在しない希少本『康煕字典』(こうきじてん)の初版「内府本(ないふぼん)」を全ページ収録。
全収録文字をパソコン用の文字(GT書体フォント)で書き起こした「収録文字一覧」が付属。
※本書は、電子書籍版のみとなります。
定価 6,050円 |
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※Googleブックス取り扱いタイトル
※画面写真はハメコミ合成です。
- 概要
- 内容案内
- 日本の漢字の活字字体の典拠とされている漢字字典『康煕字典』(こうきじてん)の初版「内府本」(ないふぼん)を全ページ収録しています。
この「内府本」は、原本が日本に数冊しか存在しない希少本です。
- 康煕字典の全収録文字をパソコン用の文字(GT書体フォント)で書き起こした「収録文字一覧」と「目次・部首一覧」が付属しています。
- 「収録文字一覧」および「目次・部首一覧」からのページジャンプ機能が充実しています。
【収録内容】 全3783ページ
- 『康煕字典』解説(現代日本語:4ページ)
- 目次・部首一覧
- 収録文字一覧
- 康煕字典 本文
【ご案内】
- 本アプリに収録されている「内府本」は、東京大学東洋文化研究所所蔵の清朝版『御製康煕字典』です。
- 本アプリの容量は、約1Gバイトになります。ダウンロードには時間がかかりますのでご留意ください。
- 江戸時代(安永9年:1780年)に日本で翻刻された 「安永本」の電子書籍版も発売しております。「安永本」は、日本人が読みやすいように親字にカタカナで読み方が補われ、訓点と送り仮名を振った木版を新たに起こしてあるので、専門的な知識が無くても比較的読みやすいのが特長です。(「安永本」の電子書籍版についてはこちらをご覧ください。 )
※『康煕字典』(内府本、安永本とも)は、電子書籍版のみとなります。紙書籍版はございません。
『康煕字典』は中国で作られた漢字の字書です。中国の「清」の時代に、四代皇帝康煕帝(1654生~1722没、1661年即位)の命により、張玉書、陳廷敬ら30人が約5年を掛けて編纂し、康煕55年(1716年)に完成しました。
この『康煕字典』の初版は「内府本(ないふぼん)」または「武英殿本(ぶえいでんぼん)」と呼ばれています。「内府本」は日本に数冊しか存在しておらず、文字や古文書の研究者であっても原本を見ることが困難な、非常に貴重な資料です。本製品では東京大学東洋文化研究所所蔵の内府本の一つである『御製康煕字典』を、オリジナルの装丁のままクリアな画像イメージで再現しています。
オリジナルは木版によって印刷されており、全40巻から構成されています。親字として47,035字を収録し、漢字を214の部首に分け、画数順に配列する方式を採っています。
さらに「内府本」では、皇帝の名前と同じ漢字を書くのをはばかって字の一部を欠いた文字を用いる「欠画(闕画・けっかく)」が見られ、安永9年に日本で翻刻された「安永本」との差異も確認できます。
日本においても、『康煕字典』は、明治以来の漢字の活字字体の典拠であるという意味で、国語学的には極めて重要なものとされています。現在でも、日本の漢字のうちで常用漢字表に含まれないものは、基本的には康煕字典の字体を拠り所とするように、2000年12月の国語審議会などで答申されています。
また、現在普及している多くの漢和辞典の部首分けや配列は、康煕字典の方式に基づいています。