康煕字典 安永本
日本の漢字の活字字体の典拠とされている漢字字典『康煕字典』(こうきじてん)の「安永本(あんえいぼん)」を全ページ収録。
全収録文字をパソコン用の文字(GT書体フォント)で書き起こした「収録文字一覧」が付属。
※本書は、電子書籍版のみとなります。
定価 6,050円 |
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※Googleブックス取り扱いタイトル
※画面写真はハメコミ合成です。
- 概要
- 内容案内
- 日本の漢字の活字字体の典拠とされている漢字字典『康煕字典』(こうきじてん)の「安永本」(あんえいぼん)を全ページ収録しています。
- 康煕字典の全収録文字をパソコン用の文字(GT書体フォント)で書き起こした「収録文字一覧」と「目次・部首一覧」が付属しています。
- 「収録文字一覧」および「目次・部首一覧」からのページジャンプ機能が充実しています。
【収録内容】 全3811ページ
- 『康煕字典』解説
- 目次・部首一覧
- 安永本 収録文字一覧
- 康煕字典 本文
【ご案内】
- 本書は、約300年前に作成された中国語による字典です。現代日本語による解説(4ページ)が含まれています。
- 本アプリの容量は、600Mバイト近くになります。ダウンロードには時間がかかりますのでご留意ください。
- 日本に数冊しか存在しない『康煕字典』の初版「内府本(ないふぼん)」の電子書籍版についてはこちらをご覧ください。「内府本」では、皇帝の名前と同じ漢字を書くのをはばかって字の一部を欠いた文字を用いる「欠画(闕画・けっかく)」が見られ、「安永本」との差異がご覧いただけます。
※『康煕字典』(内府本、安永本とも)は、電子書籍版のみとなります。紙書籍版はございません。
『康煕字典』は中国で作られた漢字の字書です。中国の「清」の時代に、四代皇帝康煕帝(1654生~1722没、1661年即位)の命により、張玉書、陳廷敬ら30人が約5年を掛けて編纂し、康煕55年(1716年)に完成しました。
康煕字典は、明治以来の漢字の活字字体の典拠であるという意味で、国語学的には極めて重要なものとされています。現在でも、日本の漢字のうちで常用漢字表に含まれないものは、基本的には康煕字典の字体を拠り所とするように、2000年12月の国語審議会などで答申されています。
また、現在普及している多くの漢和辞典の部首分けや配列は、康煕字典の方式に基づいています。
康煕字典はそれ以前の『説文解字』(漢代)、『玉篇』(梁代)、『唐韻』(唐代)、『広韻』(宋代)、『集韻』(宋代)、『古今韻会挙要』(元代)、『洪武正韻』(明代)、『字彙』(明代)、『正字通』(明代)など、歴代の字書の集大成と言えるものです。
オリジナルは木版によって印刷されており、全40巻から構成されています。親字として47,035字を収録し、漢字を214の部首に分け、画数順に配列する方式を採っています。
「安永本」は江戸期日本で翻刻されたもので、初版は中国の康煕字典発刊の64年後、安永9年(1780年)に刊行されました。
日本の康熙字典考証の先駆けである都賀庭鐘の「字典琢屑」の一巻が追加され、全41巻で構成されています。
日本人が読みやすいように、親字に読み方がカタカナで補われ、訓点と送り仮名を振った木版を新たに起こしてあるので、専門的な知識が無くても比較的読みやすいのが特長です。