アメリカ史のサイクル II
大統領とリーダーシップ
アーサー・M・シュレシンジャー 著
猿谷 要 監修
高村 宏子 訳
定価 1,760円(本体 1,600円+税)
ISBN 978-4-89362-045-3
四六判 上製
372 頁
1988年9月 発売
混迷する大国を政治と歴史の両側面で再点検したシュレシンジャー渾身の力作。
大統領は何をすべきか?政府、政党、大統領制などの役割と展望を歴史的に論じる。
- 内容紹介
- 目次
- 紹介記事
この本の第一部はアメリカの歴史の潮の満干について、全体的な問題を取り上げている。第一章は国家というものについての二つの異なった考え方から生じる絶え間ない緊張について述べてある。アメリカという国は一つの実験だといわれてきたが、その実験に身を捧げるのか、それとも国家の宿命に身を捧げるのか。次の章はアメリカ政治の性格となっている周期的なリズムの理論を概観している。第二部はアメリカとアメリカを含む全世界の問題――外交政策、アメリカの性格、国家の利害、不変の道徳観や人権、さらにアメリカ帝国の興隆や冷戦の原因などを取り上げている。第三部は政府、政党、大統領制などの役割と展望――つまり国内政治の諸問題からアメリカをとらえようとしたものである。
(※本書「日本語版序文」より抜粋)
- 著者:アーサー・M・シュレシンジャー,Jr. (Arthur M.Schlesinger,Jr.)
- 1917年オハイオ州コロンバス生まれ。ハーヴァード大学を最優秀の成績で卒業後、コロンビア大学、プリンストン高等学術研究所の各教授を経て、ニューヨーク市立大学教授などを歴任。ケネディ大統領の特別補佐官を務め、ピューリッツァー賞を2度受賞。
2007年3月、89歳で死去。
主著に
The Age of Jackson (ピューリッツァ賞歴史部門受賞)
The Age of Roosevelt
A Thousand Days (ピューリッツァ賞伝記部門受賞)
The Bitter Heritage
などがある。
- ※「Arthur
M.Schlesinger,Jr」の日本語表記につきましては、「シュレジンガー」等とも表記されますが、本書は著者の意向を汲んだ表記を採用しております。詳しくは「監訳者序文」をご覧ください。
- 監修者序文
- 日本語版への序文
- 第三部
- 第9章 積極的な政府とアメリカ経済
- 第10章 アメリカの政党の太く短い生命
- 第11章 帝王的大統領
- 第12章 副大統領職の将来
- 第13章 大統領評価の変遷
- Ⅰ フーヴァー
- Ⅱ アイゼンハワー
- Ⅲ ケネディ
- 第14章 民主主義とリーダーシップ
- 訳者あとがき
- →アメリカ史のサイクル I の目次へ
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