弥生給与12

弥生株式会社 弥生給与12 とeタッチレコーダーとのデータの連携方法を説明します。

  • 取扱説明書の「4.6 給与計算ソフトとの連動」の章もあわせてご覧ください。

「弥生給与12」の社員情報を「eタッチレコーダー」に取り込む

eタッチレコーダーのご利用を開始する前に、「弥生給与12」の社員情報をもとに、メンバー情報データを作成します。

  1. 「弥生給与12」を起動します。
  2. メニューから「設定」-「従業員<一覧表>」をクリックします。

  1. メニューの「ファイル」-「エクスポート」をクリックします。

  1. 「参照」をクリックし、ファイルを作成する場所を指定してファイル名に「従業員.csv」と入力して「OK」をクリックします。

  1. 「弥生給与12」で出力したファイルをeタッチレコーダーに読む込むための形式に整形します。
  • 出力したCSVファイルには、従業員の全ての情報が出力されますので、「従業員.csv」をExcel等の表計算ソフトで開き、「コード」「氏名」「所属部署」のデータだけになるよう編集します。
  • データの先頭には1件目から社員情報が入っている必要があるので、1行目の項目名の見出し行を削除します。

「eタッチレコーダー」用に加工した社員データ例

"000001","佐々木 次郎","営業部"
"000002","田中 三次","経理部"
"000003","鈴木 舞子","営業部"
"000004","佐々木 大吾","製作部"
"000005","御崎 静雄","人事部"
"000006","斉藤 真紀子","人事部"
"000007","松井 直樹","営業部"
"000008","松田 祐樹","製作部"
"000009","川口 正義","人事部"
"000010","中田 次郎","経理部"

  1. 加工したデータは、ファイル名を「member.csv」とし、データ転送用USBメモリにコピーします。
  2. eタッチレコーダーを起動し、管理メニューの [4]読み込みメニュー を選び、 [2]メンバー(社員)情報の読み込み を選んでデータを読み込みます。

「弥生給与12」と連携させるための設定

「弥生給与12」と連携させる打刻データを出力するために、eタッチレコーダーの設定情報「config.csv」を設定します。

  1. 設定情報「config.csv」をデータ転送用USBメモリに複製保存し、別のパソコンで加工します。
  2. 基本設定の選択を「会社用」とした場合には、「打刻出力用途2」が「給与計算ソフト用」として設定済ですので、これを利用して、たとえば以下のように値を設定します。
打刻出力用途2給与計算ソフト用
打刻出力期間2前月
打刻出力フォルダ2out2
打刻出力ファイル名2%y%m
打刻出力ヘッダ2(空欄)
打刻出力データ2%X,%y/%m/%d,%H:%M,%H:%M
  • 先頭の「%X」で、社員番号を出力します。
  • 月締日や利用目的に応じて、「打刻出力期間2」、「打刻出力フォルダ2」、「打刻出力ファイル名2」、「打刻出力ヘッダ2」にも適切な値を入力します。
  1. 加工した設定情報をeタッチレコーダーに読み込みます。
    管理メニューの [4]読み込みメニュー を選び、 [1]設定情報の読み込み を選んでデータを読み込みます。
  • 打刻記録の出力形式は、設定情報で最大5件まで登録可能です。ここでは4件目に登録していますが、ほかの打刻出力形式の利用状況をふまえ、別番号の打刻出力用途に上記と同様の設定を登録し、そちらを利用してもかまいません。

出退勤管理

eタッチレコーダーの運用を開始します。
社員が出退勤時にIC カードをタッチして、出退勤時刻を記録します。

「弥生給与12」に打刻データを取り込む

  1. eタッチレコーダーの管理メニューから [1]打刻記録の出力メニュー を選び、 [2]給与計算ソフト用 を選んで、データ転送用USBメモリに打刻データを出力します。
  • ファイルは、設定情報の「打刻出力フォルダ2」で指定したフォルダ(たとえば「out2」フォルダ)に 年月.csv (201207.csv など) として出力されます。

「eタッチレコーダー」の打刻データ例

000001,2012/06/11,09:00,17:00
000002,2012/06/11,09:00,17:00
000003,2012/06/11,09:00,17:00
000001,2012/06/12,09:00,17:00
000002,2012/06/12,09:00,17:00
000003,2012/06/12,09:00,17:00

  1. 「弥生給与12」のメニューから「給与」-「タイムカード入力」をクリックします。

  1. メニューから「ファイル」-「インポート」をクリックします。

  1. 「次へ」をクリックします。

  1. 「その他の形式」を選択し、「参照」をクリックして「eタッチレコーダー」で出力した打刻データのファイル名を指定します。

  1. 「次へ」をクリックします。

  1. 「タイムカードデータインポートウィザード」画面で
    「CSV(カンマ)区切」 「1」 「(yy)yy/mm/dd」 「60進法」
    と指定して「次へ」をクリックします。

  1. 「項目名」の欄と「データ行」の内容が合っていることを確認して「次へ」をクリックします。

  1. 「従業員マッチングリスト作成」をクリックします。

  1. 「自動作成」をクリックします。

  1. 「従業員特定文字項目」が「従業員コード」になっていることを確認して「OK」をクリックします。

  1. リストが自動で作成されますので「閉じる」をクリックします。

  1. 「次へ」をクリックします。

  1. 「セレクト中の従業員のみインポートを行なう」のチェックを外して「開始」をクリックします。<

  1. 「実行」をクリックします。

  1. 終了したら「完了」をクリックします。

  1. タイムカード入力の画面で「出勤」「退勤」の時刻が取り込まれていることを確認してください。