ナチュラルコンピュテーション1
視覚の生物計算理論
ホイットマン・リチャーズ 編
田中 博 訳
定価 5,280円(本体 4,800円+税)
ISBN 978-4-89362-126-9
A5判 並製
422 頁
1994年7月 発売
ナチュラルコンピュテーションとは計算論的なアプローチと生物学的アプローチを統合して知覚・運動メカニズムを解明する理論である。本書では視覚をはじめとする知覚や認知に関する分野を取り上げている。
- 目次
- 訳者前書き
- 日本版への序文
- 序言
- Ⅰ 生物における自然的計算の概論
- 1 アプローチ
- Ⅱ 画像解釈:輪郭における情報
- 画像解釈:輪郭における情報
- 2 強度による縁の分類
- 3 動的シーンの境界面での増長と消滅の分析
- 4 CARTOON:生物学的に誘導された縁検出用アルゴリズム
- 5 錯視輪郭と皮質ニューロン反応
- 6 滑らかな平面曲線を認知するための表現:「図-地」反転の意味
- 7 曲率の極値による輪郭形状の符号化
- 8 2次元の輪郭に基づいて3次元の芳香を推測すること(極値原理)
- 9 曲率線の制約,および,平行な表面輪郭に基づく3次元形状の解釈
- 10 滑らかな物体の形状と輪郭の終端状態
- 11 2次元のシルエットから3次元の形状を推論する
- 12 結合テーブルを介してWaltzからWinstonへ
- Ⅲ 画像解釈:性質タグ:色彩,3次元テクスチャー,流れの場
- 画像解釈:性質タグ:色彩,3次元テクスチャー,流れの場
- 13 明度とレチネックス理論
- 14 カラービジョン:材料のカテゴリ表現
- 15 コンピュータ合成画像のための反射光のモデル
- 16 画像イメージから“水の波面”を推測すること
- 17 画像輪郭に沿った速度場計算
- 18 有向パターン分析
- 19 3次元テクスチャー:3次元空間の心理物理学と幾何学
- 付録:2つの網膜像の間の幾何学的対応関係(要約)
- 20 フラクタルに基づいた表面の記述
- Problem(問題点)
- Glossary(用語集)
- Name Index(人名索引)
- Subject Index(事項索引)