2010年7月14日(水)
「参考資料: μTRONキーボードをiPadで使う」の文書は、ユーザーの方の便宜を図るために作成しています。以下の内容を点をご理解いただいた上、個人の責任のもとでご利用ください。
「μTRONキーボード」は、「体に優しいキーボード」として当社で販売しているUSB接続のキーボードです。
今回のレポートでは、 アップルの「iPad」を使います。
各所でUSBキーボードが使えたという報告がありますので、μTRONキーボードを接続してみました。
接続には、別売の「iPad カメラ接続キット」中のカメラコネクタのアダプタが必要です。
最初に「メモ」を起動します。
ソフトウェアキーボードの地球儀のキーを押すと、スペースバーに「English (US)」か「日本語 フルキーボード」が交互に表示され、入力モードが切り替わります。
「日本語 フルキーボード」のモードでμTRONキーボードを接続すると、入力した英字がローマ字入力モードとしてかな漢字変換されます。
「English (US)」のモードでキーボードを接続した場合は、かな漢字変換されずに英字が直接入力されます。
ここでは日本語入力のため、「日本語 フルキーボード」のモードにしておきます。
iPadにカメラコネクタを取り付け、μTRONキーボードを接続します。
画面にメッセージが表示されますので、 Dismiss をタッチします。
実際に文字を入力してみましょう。
キーボードから入力すると、ローマ字入力として逐次自動的に変換候補が表示されます。
Space キーを押すと変換候補の反転位置が移動し、Enter キーで確定されます。
Shift + Space キーを押すと変換候補の位置が逆に移動します。←キー、→ キーでも反転位置を移動できます。
Spaceキーを更に押すと、画面下部に候補の一覧が表示されます。この状態では、Enterキーで最初の候補を選択するか、画面をタッチして文字を確定してください。
μTRONキーボードは英語キーボードとして認識されるため、刻印とは違う文字が入力されるキーがあります。
記号系の文字の入力には注意が必要です。以下にいくつかの例を示します。
キー操作 | 入力される文字 |
Shift + 2 | @ |
Shift + 6 | ^ |
Shift + 7 | & |
Shift + 8 | * |
Shift + 9 | ( |
Shift + 0 | ) |
Shift + - | _ |
Shift + ^ | + |
キー操作 | 入力される文字 |
^ | = |
Shift + @ | 『 |
Shift + [ | 』 |
@ | 「 |
[ | 」 |
Shift + ; | : |
Shift + : | ” |
: | ’ |
文字列のコピー&ペーストはキー操作ではできません。
入力モードを変更したい場合、キー操作では変更できませんので、 μTRONキーボードをいったん取り外し、ソフトウェアキーボード上で入力モードを変更してから再度接続してください。
「メモ」では、CtrlキーやAltキーを使ったショートカットキーも利用できます。
キー操作 | 動作 |
Ctrl + I | Tabの入力 |
Ctrl + M | Enterの入力 |
キー操作 | 動作 |
Delete | Backspaceと同じ、カーソル位置前の1文字を削除 |
Ctrl + H | Backspaceと同じ、カーソル位置前の1文字を削除 |
Ctrl + K | カーソル位置から行末まで削除 |
キー操作 | 動作 |
Ctrl + B | ←と同じ、1文字前に移動 |
Ctrl + F | →と同じ、1文字後ろに移動 |
Ctrl + A | 行頭に移動 |
Ctrl + E | 行末に移動 |
Ctrl + ↑ | 文章の先頭に移動 |
Ctrl + ↓ | 文章の最後に移動 |
Alt + ↑ | 行中のときは行頭、行頭のときは1行前の行頭に移動 |
Alt + ↓ | 行中のときは行末、行末のときは1行後ろの行末に移動 |