【プレスリリース】

2012年2月29日

ユニークな新機能「立体スクロール」と「マルチ棚分類」を装備した
iPad 用 PDF リーダー「Smooth Reader® 2.0」を発売

パーソナルメディア株式会社 (代表取締役:松為彰、本社:東京都品川区、電話: 03-5759-8303、資本金1,000万円) は、iPad用PDFリーダーアプリ「Smooth Reader® (スムーズ リーダー)」の新バージョン 2.0 を、本日 2012年2月29日より、App Store にて450円(税込)でリリース開始いたします。

今回のバージョンアップでは、「立体スクロール」と「マルチ棚分類」の2つの新機能を追加しました。

「立体スクロール」の機能は、横に長い本棚を遠近法により傾きを付けて表示し、水平方向にスクロールする機能です。本棚の中に並んだたくさんの本の表紙が横方向に流れることにより、少し離れた場所から本の並びを目で追いながら、目的の本を探し出せるような表示効果を演出しています。

本棚の動きの速度や傾きは、指の動きに合わせて自由に調整できます。遠くに小さく見えた表紙がだんだんと近づき大きくなっていくような視覚効果を用いて、何百冊もの本が並んだ大きな本棚の中から、目的の本をビジュアルに探し出すことができます。本棚に沿って歩きながら本を見つけ出すという現実世界を模倣し、親しみやすさと実用性を兼ね備えたユーザーインタフェースを実現しました。

もう一つの新機能「マルチ棚分類」は、1冊の本を本棚内の複数の場所に置いて分類整理する機能です。たとえば、読みかけの小説であれば、「小説」といったジャンルを表す棚と「読みかけ」といった購読状態を表す棚の両方にこの本を置くことができ、どちらの棚を見てもこの本を見つけることができます。「マルチ棚分類」の機能により、さまざまな視点で本を分類整理することができます。

棚への分類は、本(PDFファイル)に「棚分類タグ」を貼ることにより行います。タグを貼ると、そのタグの名前の付いた仕切りの棚に本が入ります。本を複数の棚に入れるには、その本に複数のタグを貼ります。この場合、本の表紙のコピーが複数の棚の中に表示されることになりますが、本自体の電子データはもちろん共有されていますので、ストレージ容量を圧迫することはありません。

また、新たに取り込んだ本を自動的に「新着」の棚に入れたり、一度開いた本を自動的に「最近読んだ本」の棚に入れたりする「スマートタグ機能」も備えています。表紙をドラッグして本を別の棚に移動し、タグを付け替えることも可能です。

新バージョンでも、従来の高速なページめくりの操作性をそのまま引き継いでいます。Smooth Reader の名のとおり、あたかも本物の紙を滑らせているような自然な使い心地でページをめくり、読書を楽しむことができます。

当社では、電子書籍による読書がより快適なものとなるように、今後とも Smooth Reader® の機能強化に向けた技術開発を推し進めていく予定です。


補足資料

「マルチ棚分類機能」への補足説明

従来の iPad 用の PDF リーダアプリでは、たくさんの本を整理するために、複数の棚や複数のフォルダを作成する機能が用意されていました。

棚やフォルダを使って本を整理する場合、一般には、本のジャンルのほか、「新着」「読みかけ」「既読」といった購読の状態、「人に薦めたい」といった購読後の評価など、いろいろな視点からの分類が考えられます。

しかし、1冊の本が1つの棚やフォルダにしか置けないとすると、ジャンル分けの視点で整理した棚やフォルダに置いた本を、「読みかけ」とか「人に薦めたい」といった棚やフォルダに置くことはできません。逆に「読みかけ」の棚やフォルダに置いた本は、ジャンル分けによる整理ができないことになります。ジャンル分けによる整理と「新着」や「読みかけ」といった視点での整理を混在すると、本をどこに置いたか分からなくなって、見つけ出すのに一苦労することがあります。

Smooth Reader® の「マルチ棚分類機能」は、本に複数のタグを貼れるようにして、この問題を解決しました。従来もタグ機能を備えた PDF リーダアプリはありました。しかし、本アプリでは、タグの概念と現実世界の本棚の仕切りとを結びつけ、使いやすく柔軟性が高い分類整理機能を提供しました。

写真

1. 立体スクロール機能(1) (228 KB)

2. 立体スクロール機能(2) (189 KB)

3. マルチ棚分類機能(1): 仕切りで区切られた棚に本を並べられる (254 KB)

4. マルチ棚分類機能(2): 棚分類タグを貼る (439 KB)

動画によるデモ

1. 立体スクロール機能 (55秒)

2. マルチ棚分類機能 (1分14秒)

Smooth Reader® の商品情報

動作環境iPad (iOS 4、または iOS 5)
価格450円 (税込)
※バージョンアップは無料
購入方法App Store にて「Smooth Reader」で検索

Smooth Reader® の機能一覧

対応ファイル形式
  • PDF
ページめくり方向
  • 右から左(横書用)
  • 左から右(縦書用)
ページ配置
  • 1ページ
  • 見開き2ページ (iPadの縦向き/横向き対応)
ページめくり
  • フリック
  • タップ操作。(見開き2ページ時は、1ページまたは2ページ単位でページめくり可)
リンク
  • リンク表示のONとOFF
  • リンクからのページジャンプ
  • ジャンプ先とジャンプ元の行き来
  • URLリンクからのブラウザのオープン、メールアドレスリンクからのメールソフトの起動
ファイル選択画面
  • 書庫(すべてのファイルが並ぶ画面)
  • 図書室(棚分類タグが付いたファイルだけが並ぶ画面)
ファイル情報表示
  • 表紙形式/一覧形式
  • ファイル名/ファイルサイズ/更新日時/総ページ数/現在ページ番号/著者名(PDFプロパティから引用)の表示。
  • ファイル名順/更新日時順/閲覧日時順/登録日順/著者名順で表示
立体スクロール
  • 表紙形式(書庫・図書室)での立体スクロール
  • 開始操作: 「スワイプ後に静止」、または「縦方向にスワイプ」のいずれか選択可
  • 静止時間:5段階から設定可
  • スクロール速度:初動とスワイプ中の2種類のスクロール速度をそれぞれ5段階から設定可
棚分類タグ
  • 棚分類タグの作成、削除、名称変更、順番変更
  • スマートタグ機能(「◆新着」「◆最近読んだ本」)
図書室・表紙形式
  • 表紙画像をドラッグして自由な場所へ移動可 (タグの付け替え)
  • 表紙画像の削除 (タグの取外し)
ファイル管理
  • ファイル名変更
  • ファイル削除
ファイル転送
  • iTunes上のファイル共有機能による転送
  • アプリケーション連携(Open-in)を使ったブラウザ(Safari)やメールソフト等を使った取り込み
その他の機能
  • しおりを付けてしおり一覧からジャンプする機能
  • スライダーによるページジャンプ
  • ピンチアウトによる拡大
  • アプリケーション連携(Open-in)対応
対応言語
  • 日本語/英語/中国語(簡体字)/韓国語
付属文書
  • 『Smooth Reader活用マニュアル 第2版』(全101ページ)

パーソナルメディア株式会社について

パーソナルメディア株式会社は、1980年6月の創立以来、「パーソナル」な「メディア」として役立つコンピュータの開発を目標に、パソコン用データベースソフトウェア「アイリス」、TRON(トロン)の成果を活かしたパソコン用ソフトウェア「超漢字」、T-Kernel(ティーカーネル)を使った組込みシステムなどの開発、販売を行ってきた技術系の会社です。

1985年4月には、「メディア」追求の一環として出版事業に進出し、コンピュータやソフトウェアの解説書、コンピュータ技術や歴史、文化を紹介した理工系の一般書などを出版してきました。

また、電子書籍の分野では、理工書を読むのに適したリーダーソフトをいち早く開発し、2010年7月よりiPad用の電子書籍として『実践TRON組込みプログラミング』『T-Kernel組込みプログラミング強化書』『C++とJavaでつくるニューラルネットワーク』『康煕字典 安永本』などを販売しています。「Smooth Reader®」は、これらの技術開発の成果を元に開発されたiPad 用PDFリーダーであり、2011年3月より販売を開始しています。

関連リンク

本リリースに関するお問い合わせ先

パーソナルメディア株式会社
電話: 03-5759-8303
E-mail: sr-sales@personal-media.co.jp


  • 「Smooth Reader」は、パーソナルメディア株式会社の商標登録です。他の商品名などは、各社の商標または登録商標です。
  • 本資料に記載された製品の仕様、外観イメージ、価格などは、発表日現在のものです。ご購入の際は、最新情報をご確認ください。