実践TRON組込みプログラミング
T-KernelとTeaboardで学ぶシステム構築の実際
組込み向けリアルタイムOS「ITRON」の進化形「T-Kernel」を組込みボード「Teaboard」を使って実践的に学ぶことのできる、T-Kernel入門書の決定版。すぐに使える実用ソースコードを満載しています。
本書は組込みリアルタイム OS の T-Kernel(ティーカーネル)と組込み用ボード Teaboard(ティーボード)を題材として、プログラムのソースコードやハードウェア製作事例を満載した、組込みシステム開発の実践的な解説書です。
T-Kernelの使われている製品や開発用ボードは多数出ています。本書ではTeaboardという低価格で多機能なボードを具体例として取り上げていますが、T-Kernelでは「強い標準化」が行われていますので、ハードウェアに直接関係する部分を除けば、T-Kernelを搭載した別のハードウェア上でもほとんど同じソースプログラムと同じ操作方法でご利用いただけるはずです。
本書は、組込みシステムの初心者の方から、開発現場の第一線で活躍されているエンジニアの方まで、幅広い読者を対象としています。組込みシステムの開発には、直接人間の目に触れるアプリケーションから、ハードウェアを制御するデバイスドライバまで、多様な知識と経験が必要になります。
そこで本書ではこういった幅広い分野に渡って、文章や図による概念の説明だけでなく、具体的に動くプログラムのソースコードを多数掲載しました。
Teaboard を使って実際にプログラムを動かし、組込みプログラミングの世界を体験していただきたいと思います。