表紙カバーのマークについて
表紙カバーのマークは「未来省」のロゴという想定。
本家の五大陸の代わりに「声なき存在」──未来の世代と野生動物たちが描かれている。そしてそれを囲むのは、何も対策がなされない未来と「未来省」の努力が実った未来という二つの世界を 象徴する枯れた茶色と瑞々しい緑のオリーブの枝。地球全体にとってはささいな変動でも、生物や文明にとっては生きるか死ぬかの違い。
明確なメッセージは、ここ数十年が二つの未来のどちらになるかの大きな分かれ道ということだ。そこを過ぎてから元に戻そうとすれば、本書に描かれているように社会的に大きなコストを払うしかなくなる。そういう分岐点に我々はいる。
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(本書の表紙は原著とは異なる日本オリジナルです)